月刊ポスドク&SJLL#3制作秘話(1)

去る8/17に夏コミ(コミックマーケット86)にサークル参加してきました。

そちらに出展するにあたって、まぁいろいろな事がありましたので、忘れないうちに&今後同じトラブルのないように、書き留めておこうと思います。秘話というほど秘密でも何でもありませんが、自費出版(同人誌をつくって頒布すること)に関する諸々を経験しましたので、何かの参考になるかもしれないと思いつつ書きます。個人的な反省会も兼ねています。

昨年の夏コミからSJLL(Semiannual Journal of Languages and Linguistics)という同人誌をだしていました。Twitter上で暗躍する(?)言語クラスタさんたちのお話が面白いので、できたら残しておきたい、一般の人たちにも知ってもらって言語学のアウトリーチに繋げたいという目的のもとに発行してます。個人的な趣味から、毎回変な雑貨を付録に付けることをポリシーにしてます(初回はマルチクロス、2回目はB5版私費シール、3回目の今回は缶マグネット)。

それまでは単独でサークルブースを取ることができなかった(申請に間に合わなかった・落選など)ので、今度こそは、と早めに申し込んだのが今年の冬でした。その当落通知を待っている間の5月半ばに件の月刊ポスドクのネタが回ってきたのでした。元々「月刊准教授」だったはずなのですが、こちらは発行される気配は無いですね。

あの架空の月刊ポスドクの表紙が意外にもたくさんRTされまして(今現在でもされているため、発刊されたと知らない方も多いです)、どうせ夏コミに出るなら、作ってみようか、というノリで作ることにしました。

 

【執筆者集め】

コミケは当落通知から出展までの期間が非常に短いので、通知を待って制作を開始するといわゆる修羅場状態になります。今回の月ポスは当落通知を待って執筆者を募ったので、結果的に執筆期間が非常に短くなってしまい(また、編集側としても雑誌風の編集を行う事が初めてだったので、編集期間として長めに時間を頂きました)、執筆者の皆様にはご迷惑をおかけしました。

また、今までのSJLLではWordで原稿を作ってPDF化→入稿(表紙はPhotoshop)という形式だったのですが、今回は扱う文章が多い・雑誌風の組版をしたい、ということもあり、InDesignによる編集に取り組むことを想定していたため、その分時間を頂くこととなりました。SJLLの方は表紙・裏表紙さえできていれば本文はノンブル・ヘッダ付けをPDF加工ツールで行うだけなので、数時間あればできてしまったりします。

というわけで、月刊ポスドクのネタ自体は表紙を作成したときに考えたので、このテーマで書いて下さる方を募ったのですが、まぁ集まりませんでした。難しい・時間がかかるテーマが多かったためかと思います。また、一から原稿を作成するのは時間的な制約から難しい方が多かったようです。フリーでのご投稿が多かったので、今後は「完全フリー」あるいは「インタビュー」形式のどちらかにすることで、大分執筆へのハードルが下がるかもしれません。

 

【付録づくり】

今回の月刊ポスドクでは黒トートバッグ(不織布製)を付けました。「女性誌にはバッグのおまけが無いといけない」という強迫観念があったためです。なお、表紙を女性誌パロディで作成したので、本文のノリも女性誌風になりました。普段ほとんど読まないので雰囲気が出せているのかはよくわかりません(一応実物を買って研究はしました)。バッグのロゴは@thinkeroidさんにご提供頂きました。

学会のノベルティでおなじみの不織布製バッグですので、同人印刷屋さん含めさまざまな印刷業者が取り扱っています。ただ、今回のロゴデザインはどうしても黒地に銀あるいは白で印刷したい!と思っており、銀インクを扱う業者さんが少なかったことから、印刷業者選びはやや難航しました。「印刷するとどんな感じになりますか?地の色は透けませんか?」などといろいろ問い合わせた挙げ句、今の業者さんに決定しました。配送されてきた箱の表面に「研敵必察」と書いてあって、ちょっとおかしかったです。あと、袋200枚は、かなり、かさばります。

なお、小物にオンデマンド・インクジェットでなくオフセットで印刷する場合は、印刷代・バッグ代の他に型代(1万ほど)が別途必要になります。初回の単価がすごく上がるのはこれのせいだったりします。

今回はここらへんで。また書きます。

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