「学際研究の原理」WSに行ってきた

月刊になりつつあるこのブログですが。
書きたいときに書く感じでよいのかなぁとも思います。

さて、標題の通り3/10に京都大学で行われたワークショップに行ってきました。
私は学部あたりのスタンスが既に学際的な感じ(心理・言語)で、それからも
別の分野の方と研究させてもらうことが多かったので、
(同分野の人に見向きもされないというのが正しいのかもしれない)
学際についても\キエー/と言いたくなる程度には考えてきたつもりです。
今回は何かしら考えの整理になることがあれば(あと研究費ちょっと残ってるから)、
という名目で京都までやって参りました。

朝から新幹線にゆられてやってきたのですが、カフェでお昼ごはんがでてくるのが
すっごく遅かったり、百万遍のところでいつも通り右折してしまったり、
雪が降ってきたりセミナーハウスの入り口がわかりにくかったりで
40分遅れで到着しました。
藤田先生の質疑が終わったあたりから聴いておりました。

個々のお話に関してコメントするととても長くなってしまうので、
全体を通しての感想になります。
「真理を追究する以上研究は学際的にならざるを得ない」や
「分野間のピジン」など、まさしく!と思えるキーワードをたくさん
拾うことが出来ましたが、一番勉強になったのは藤垣先生の整理された理論でしょうか。
これが20年も前に出てたことに驚きです。理論的な考察は昔からなされていたのですね。
あと、分野のジャーナル化のお話についても、
学際研究もやっている以上どこかで論文として公表していかねばならなくて、
でもどこへ出せばいい?どちらの分野にも引き取れないような論文を、どこへ?
ということは今までに何度も思ってきましたし、今も思ってます。
かといって新分野が確立するということは、分野の壁がそこに新しく構築される
ということなので、最後のディスカッションにもありましたが後続の方々は
壁の外を知らないままになるのだろうと思います。

流行り廃りとかではなくて、必ず必要になることであって、
また行動として継続してゆかねばならないのが学際研究なのかな、と。

個人的には若いときにから学際研究に取り組むべきか(キャリアへの影響とか)、
同一の目的を持たず、片方が片方を一方的に従えるタイプの共同研究は
果たして学際研究と呼べるのだろうか、などの話題があると個人的に
面白かったかなぁと思いました。
あんまり現実的な問題には今回触れていらっしゃらなかったので、
今後実際に学際研究をやっていらっしゃる方がたくさん登壇されるときには
そんなお話も聴いてみたいと思います。

また、お二人の先生が紹介されていたツールボックスアプローチは、
研究者の思想の違いを知るとっかかりとして非常に有用だと感じました。
すでに日本語化されて一部データも取得されているみたいなのですが、
もっと軽い感じで、一昔前に流行った「○○さんに100の質問」のように
簡単な形で研究者それぞれの考え方を表明するツールになれば
よいのではーと考えていました。
研究を行う上で「目的」はとても大切なのですが、その人が専門とする学問が
目指すところ(例:科学 or not、など)が違うと、「研究とはなんぞや」あたりから
すでに話が噛み合わないことがあります。その学問について勉強しておけば
ある程度雰囲気としてわかる部分もあるのですが、なかなかそこまでするのも
大変です。素地の形成としても、役立つのでは、と思います。

という感じです。

あと一番感動したのは、

\ 定刻終了 /

です。こういうWSは議論が白熱しがちで30分延びたりするのも
よくあるのですが、素晴らしいタイムマネジメントでした。
司会者さんに最大の拍手を。

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